【看護師日記】看護師の心を整えておくことNew!!

何かを伝えたい ホールで、彼女は大声をあげている。 誰かともめているらしい。   つい1週間前までは肺炎になってしまって、元気がなかったけど、今日は以前の声のハリが戻っていた。   彼女が大声をあげる […]

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【看護師日記】患者さんの歩行訓練中は黙っておくNew!!

感覚を大切にする 手術をして、初めて歩くとき、 なんらかの病気になったあと、はじめて歩行が始まるとき、 痛み、苦痛、不安といった患者さんの感覚が大きければ大きいほど、歩くことさえ苦痛になる。 看護師は、患者さんの苦痛を和 […]

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【看護師日記】看護師の「体調はいかがですか」に患者さんは答えにくい

看護学生のプロセスレコード 看護学生のプロセスレコードは、私にとってとてもよい学びになる。 学生は、患者さんに「体調はいかがですか」と質問する。 この質問によって得られる解答のほとんどがうっすらとぼけている。 「よく眠れ […]

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【看護師日記】気分を開放させる散歩

季節がみえる 老健施設、看護学生と全盲の利用者さんは、散歩に出かけた。 葉桜になりかけている木の下で、二人は並んで座っていた。 二人は、葉桜を見上げた。   「私の目が見えなくなったのは20年前。だから見上げれば桜が見え […]

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【看護師日記】食事中は黙って観察

命がけで食べている 利き手が使えない患者さん 飲み込みが困難な患者さん 食べこぼしが多い患者さん 食欲がない患者さん・・・・・・   それでも、一生懸命、食べ物を口に運び、咀嚼し、飲み込んでいる。 看護師さんが「おいしい […]

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【看護師日記】ミトンをはずしたときの体温調節

白く美しい指の正体 患者さんは点滴が必要になった。 患者さんは点滴を抜いてしまったので、ミトンが必要になった。 患者さんは回復して点滴の必要がなくなったので、ミトンも必要なくなった。   ミトンをはずした手は、 […]

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【看護師日記】その言葉を選んだ意味を探る

「ボールを思いっきり投げたい」 精神科閉鎖病棟に入院中の患者さんが、突然、看護学生に「思いっきりボールを投げたい」と言った。 私は、30年前に全く同じフレーズを聴いたことを思い出した。彼は難病の青年だった。   […]

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【看護師日記】ただちに栄養管理室と協議したほうが良い

さるむき 夜勤の朝、下膳に回っていた。 患者さんが、みかんを残していた。というより、途方に暮れていた。 患者さんは、みかんをむくことができない。朝はとくに思うように指が動かない。 「すみません。みかん、むきますね」「あり […]

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【看護師日記】「俺の話を聴け!」の真意に目を向けること

背中が痒い! 患者さんは片手をあげて私を呼び止めた。 「手術したところ痒いわ~」と言った。 「コルセットしているから、痒いですね~」 といって、通り過ぎた。   そのあとすぐに、彼は別の看護師にも 「手術したところ痒いわ […]

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【看護師日記】「今、幸せですか」と聴きたい衝動に駆られるのはなぜか。

あなたのためになっていますか。 長い長い闘病生活となりました。 家族も友人もみんな歳をとってしまいました。 認知症にもなりました。 ご飯を食べることも、歩くこともできなくなりました。   専門家チームは言いました。座るこ […]

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【看護師日記】家族と暮らしていた日々を感じる

床頭台の中 奥さまの面会のあと。 私は、患者さんの床頭台の中のタオルを取り出そうとした。 綺麗にたたまれたタオル、下着、日用品が収納されていた。一つ一つに名前が書いてあった。 夫婦として長い時間を共にしてきたのだ。 夫の […]

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【看護師日記】小さなシーツのしわをみて感じたこと

やせてしまって。 彼女は、限界の限界まで痩せていた。 彼女は、少しの時間、車いすに座ることができた。 その間にシーツを交換した。   彼女のシーツには、彼女の寝ていたしわがあった。 シーツは乱れているわけでもなく小さなし […]

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【看護師日記】化粧水が浸透していく音

鏡に映るあなた 彼女の洗髪をした後、 鏡の前で髪を整えた。   彼女は、右顔と左顔をみて、正面を向いて 少し目を大きくした。   パジャマの襟を整えて・・・ ゆっくりベッドに戻った。   「少し横になりますか」 「今日は […]

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【看護師日記】児童養護施設の子どもたちの可能性がみえていなかった私

問い直し ずいぶん前の話。児童養護施設の年末大掃除のボランティアに行った。 窓拭きをしていたら低学年の子どもたちに取り囲まれた。 泡の出るスプレーと雑巾を奪われた。 夢中で遊んでいた。 ひとしきり遊んだら、放り投げて別の […]

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【看護師日記】運動会の雑踏と孤独のコントラスト

お母さん、運動会に行く! 主治医の許可が出た。 子どもたちの運動会の応援に行けることになった。 本人も知っている、「最後だ」ということ。 「お弁当をつくる」と言っていた。   病院に戻ってきた。 「運動会はにぎやかだった […]

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【看護師日記】あのね、私にも患者になる前の人生があったのよ。

リハビリ頑張ってますね。 リハビリ頑張ってますね。と声をかけると「私にも患者になる前の人生があったのよ」と言った。 あ、   事故さえなかったら。 ほんとはもっと他のことを、頑張っていたんだと感じている。 &n […]

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【看護師日記】「駄菓子屋のおばあちゃんの生きがいをみんなで見守っていこう」プロジェクト学習

お釣りはありません! 学校の近くの駄菓子屋さんでお買い物をするときは、お釣りのないようにお願いします!   駄菓子屋さんのおばあちゃんは、認知症が進んできたようだ、と学生が気づいた。 お釣りの計算以外はできる。 だから、 […]

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【看護師日記】 父の看取りと思い出

春の空とつばめ 父は、車椅子に乗って庭に出た。 空を見上げて、何かを探している。 つばめだ。   つばめは父の頬をなぜる風のように駆け抜けて納屋に入っていった。   つばめの子は、皆巣立っていった。 父は知っていた。これ […]

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【看護師日記】学生時代の自分に教えてあげたいこと

文字盤を使ってお話したこと 看護学生のとき、はじめて文字盤を使って話をした。 「と」 「け」 「い」 「み」 「ぎ」 30分かかった。 「時計を右に動かしたらいいのですね?」「YES] ベッドサイドでガッツポーズをした。 […]

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【看護師日記】 眠れない夜にたった一人で考えていたこと

生きるということ 真夜中にナースコールがあった。 「僕は死にたくない」と。 「僕は、死に抗う。人工呼吸器もつける。胃ろうもつける。お父さんやお母さんよりも先に死にたくない」 「間違っていると思うか?」と白目が光る。 彼は […]

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【看護師日記】 精神科閉鎖病棟、私はまた挑戦を恐れていた。

好きなことがいっぱいできるといいのに。 彼女は、私を見上げた。 大きな目からは、涙が落ちそうになっていた。私も泣きそうになった。というか、泣いていた。 何が悲しいというわけではないけど、彼女の純粋無垢な目に映る自分がただ […]

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