筋トレの笑顔

コロナ禍、私の仕事は大半がZoomでの仕事でした。時々YouTubeを自撮りして編集して研修や講義として配信しました。

自分の知識量とプレゼン能力、自分の顔面(とくに笑顔やほうれい線)と格闘することとなりました。振り返ればいい学びの期間ではありましたが、渦中にいるときは「必死」でした。私の中のディレクターが「はい。ここで笑顔!」と私に指示を出してきます。目の笑っていない自分の笑顔がZoomのカメラを通して、私の目に飛び込んできます。全部の意識が不自然な笑顔に引っ張られ、揺さぶられ、何をしゃべっているのか見失うようなこともありました。

「笑おうとして失敗した気がする・・・・」と言うタイトルはその時の感触だと思っていました。

しかし、よくよく考えてみると私は悲しみが怒りに変わることが多く、怒りに変わったという認識を得た時に笑おうとすることを思い出しました。だから、たぶん嫌味さが相手に伝わってしまうのだと思います。この場面で笑われるとほくそ笑んでいる人のように伝わることもあったかも・・・と思います。

「笑おうとして失敗した気がする・・・・」のは、私が「怒ってはいけない」「笑顔をつくらなければならない」という小手先笑顔の失敗作だったと気づきました。そもそも笑顔に失敗とか成功とかないのにね~。

楽しいとき、嬉しいとき、面白いとき、ハッピーなとき、勝手に笑う顔が笑顔です。笑顔もどきは顔の筋トレみたいなもの。

悲しいときに顔の筋トレをするまえに「ことば」で表現したほうがいいと思いました。何はともあれ、不自然な笑顔だったころの私も頑張っていた私なので「OK]と言うことで・・・・(´▽`*)笑笑