精神科病院で必要な接遇の真意【オンライン研修☆実践報告】

看護師にとって接遇は「看護」そのものです。

一般的に接遇と言えば、身だしなみ、挨拶、表情、言葉遣い、姿勢や態度を思い浮かべます。しかし、看護師の接遇は、もっと奥深いものがあります。

今回、オンライン研修をさせていただいた精神科病院では特別な意味を含んでいます。

①精神科看護師は、患者の回復を信じているか試される。

②精神科看護師は、患者にとって回復の糸口を見出す最初の他者である。

③チームナーシングにおけるスプリッティング(分裂)を予防する。

精神科における「挨拶」は、患者さんの存在を認める「ありのままでよい」を認める、「そこに居てよい」を認める、人間として対等であることを認める、などがあります。

言葉遣いについても「大切なあなた」を表現する、病気があなたのすべてではなくあなたの全体性に向き合っていることを表現する、尊重すべき唯一無二の個人であることを表現する、などがあります。

身だしなみは、安心と安全を提供する姿勢を表明する、ルールを守ってチームにおけるスプリッティング(分裂)を予防する、などの意味合いがあります。

「本当に聞こえるの。悪口が聞こえるの」「幻聴だとわかるんだけど、とても不快なの。」「本当にみんな私のことを嫌いだと思っているんじゃないかしら。」「看護師さんは、私のことをどんな患者だと思う?どんな人に見えているの?」という患者さんの質問にどんなに応えるかロールプレイングをしてもらいました。さすが、皆さん、素晴らしい!!

Zoomでのロールプレイングは、自分の言動を客観的に確認しながらできるのでとてもいいと思います。

精神科病棟の「自立性の喪失と脱個性化、退屈な毎日」「情報とコミュニケーションの不足と孤独」「社会的烙印と家族関係の変化」などの課題に丁寧に向き合うのも接遇が大事です。接遇は、看護そのものだな~と改めて皆さんと一緒に学ぶことができました。ありがとうございました。