学内実習を意義のあるものにするために。

コロナ禍において、子どもからお年寄りまで様々なストレス・セルフマネジメントを支援する実習をしてみてはいかがでしょうか。さらりとやっても2日間は必要かと思います。

この事象は、基礎看護学実習、母性看護学実習 、小児看護学実習 、成人看護学実習 、老年看護学実習 、精神看護学実習 、在宅看護論実習、統合実習どの学内実習においても活用できます。

緊急事態宣言中のお産は、立ち合い分娩や面会も制限されていたようです。その時、その場にいた妊婦さんや、褥婦さん、そのご家族の人、また産科病棟で働く助産師さんや看護師さんのお話を聴く機会をコーディートできませんかね?Zoomでもいいのですが…もちろん話を聴くだけなら実習にはなりません。だから、どんな対策があるかを考えていくことが、母子の健康、家族の健康を支えていくことになります。第2波が来ても立ち会えないのでしょうか?それとも立ち合い分娩はそれほど意味のないことなのでしょうか?など、議論の余地があります。ディベートもいいな。

各看護学の実習目標に対応した形がよいと思います。小児看護学なら、成長発達と家族関係、学校生活な関わる情報を看護の視点で分析。うちの事務所のビルの2階にある書道教室とか、学習塾とか、いつでもOKしてくれると思いますが~笑

老年看護学では、何といってもコロナ予防、自粛期間中の筋力低下、マスク着用による熱中症や脱水予防などに対するアプローチ。実際に市民講座やデイサービスなどで、嚥下体操や転倒予防体操と一緒に学生によるプレゼンテーションができるといいですね!

成人看護学では、働き方改革ですね!会社や工場訪問に行ってくるといいですね。リモートもいいけど、結構疲れるという話もある一方、もう二度と満員電車には乗れないという意見もあります。まだ、声なき声を拾っていきたいものです。

精神看護学は、ズバリ、ストレスマネジメントに関する質問をして、プロセスレコードを書く。受容的、共感的に話を聴く。まさに精神保健一次予防実習と言えます。まあ、それだけでは基礎実習ですね・・・(#^^#)。どんなキーワードが対象者さんから多く飛び出すのか調査研究できそうです。

コロナのおかげで、Zoomが使えるようになった学生たちは、個人レベルで世界各地の人とつながることができます。そんなコネクションのない人はサポートが必要かと思いますが、案外つながっているんです。海外で働いている友だち、フィリピンの介護士さん、小学校のクラスにいたハーフの友だち、そのコネをうまく活用して、世界中のコロナの取材をしてみると国際看護になるかもね~~~~

やっぱり、今年の実習は、楽しいですね~(^^♪わくわくが止まりません。

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