知らないことのほうが、はるかに多いことを知る。
看護学校では、病院実習から学内実習に移行しています。だからと言って学べないわけがありません。私も含め、学生たちも、知らないことのほうがはるかに多いのですから。
私は今、看護学校の学内実習のコーディネートをしています。せっかく、病院に行かないのだから、病院以外の看護を知ってもらおうとゲストを連れていったり、またはZoomで私の現地レポートと学生をつなぎ合わせたり(笑)。学生がフィールド調査に行ったり・・・。実習記録の書き方や振り返りの会の進行を工夫すれば、主体的かつ積極的な実習になります。
学生にしてみれば、毎回かなりインパクトがあるようです。「知らなかった~」「私も!」「あの子も?」「日本でそんなことが?」「なぜ、ニュースにならないの?」「看護の手を伸ばしたい」・・・いろんな感想をもらいます。
学生の時は、とても柔軟なものの見方ができます。看護師になってからカッチカチになるのかもしれません。この柔軟さをずっとずっと伸ばしていけるようにしていきたいです。かつての私は、その「柔軟さ」がわからなかったのです。猛烈に反省しています。
自分自身の偏った認知や狭い視野に気づきました。一度気づいたからと言って、もう大丈夫というわけではなく、何度でも初めて気づくような感じで気づかされます。
そんな私ですが、斬新な教材はないか探し回ることにおいては、わりと地味ながら天才的なところがあると自己評価高めです。