入学早々から、社会の中に投入する。
看護学生の1年生の水曜日は、実習日に決めておくと楽しそう。祭日や学校行事があるとして、月に2回くらい。
「実習場所が!」「引率教員が!」とできないかもしれない理由は山のようにあります。しかし、できる方法もあるかも。実習時間の自由性、完全単位制、一定の質を担保したうえで多様な場で実習をすることができるのですから~。
まず、40人あるいは80人を5人クループに分けます。オリエンテーションはeラーニング。実習時間は、10時から12時15分の135分間(45分×3)。教員の引率なし、あるいは病院のみ引率。午後は学校に戻ってきて、15時から16時30分までリフレクション。学校に戻ってくる範囲にそんなにたくさん施設がない!とおっしゃるなら、ここぞとばかりに遠隔リフレクション。その場で実習記録完了。
とにかく、各グループ(A~H)は重複しないようにして1か月おきに次のところに行きます。リフレクションは、全く違ったところに行った人に自分の体験を話し合い、全体のシェアを行います。もしくは、学んだ技術の練習日としてみたり・・・。そのリフレクション時間を基礎看護学総論と名付けてはいかがでしょうか。効率的!担当教員は、どうしたらいいかな~月担当とか?ちょうど8か月、8人!(さすがにアカンと思います)
月に2回、8か月間行うと、3時間×2回×8か月=48時間(各領域、軽く1単位とれる)。しかも、基礎看護学総論の授業も2単位としてカウントすることも可能。単位数が増えても時間数の縛りがないので自由です。
Aグループ ①病院(基礎・コミュニケーション) →②保育所・学校など(小児・一緒に遊ぶ、学ぶ)→③高齢者生き生きクラブまたは老健施設(老年・話を聴く)→④通所介護(地域・在宅:一緒に何かする)→⑤病院(基礎・何か援助を一緒にする)→⑥人間ドッグ、産業保健室、クリニックなど(成人:見学、案内) →⑦育児クラブ、乳児院、助産院など(母性:赤ちゃんやお母さんと触れ合う)→⑧作業所や認知症リハなど(精神:一緒に作業をする)
Bグループ ①保育所・学校(小児)→②高齢者生き生きクラブまたは老健施設(老年)→③通所介護(地域・在宅)→④病院(基礎)→⑤人間ドッグ、産業保健室、クリニックなど(成人) →⑥育児クラブ、乳児院、助産院など(母性)→⑦作業所(精神)や認知症リハ→⑧病院(基礎)
こんなに複雑なのはややこしい!という場合は、病院、施設、地域の3分野でもいいかも(^^)。経験と学習がうまく連動すること、社会性を高めることを1年生からやっていくと楽しそう。実習記録も工夫次第で、勝手に学習サイクルが回りそう。2年生、3年生に集中して病院の実習が中心になっても急に休みが増えたりしないかも(^^)。病院中心にしなくてもいいし。
3年生は、がっつり統合実習をして臨床判断能力を強化。10月までには実習が終わり、「看護学の統合」(国家試験対策にもなる科目)とシミュレーション学習とか、ケースレポートとか、臨床哲学とか…。
夢が膨らむなあ。https://kango-support.or.jp/category/education/karikyuramu