看護基礎教育、新カリキュラム改正後の小児看護学実習

核家族化、少子化だからこそ、看護学生は地域に出て活躍しよう!

看護学生の「小児看護学実習」は、保育園や学童保育、乳児院、障害児施設、小児科病棟、小学校や中学校などの健康学習支援など、さまざまあると思います。

小児看護学の対象の特徴は、目に見えて成長・発達する、家族や学校(地域)がもれなくついてくる、成長・発達の過程にケアや教育が必要、可能性が潜在化しているなどなど。そして、その対象の特徴は、看護学生自身が通ってきた道のりでもあるので良くも悪くも経験済みなのです。

いろんな特徴のある中で、私が注目したのは「目に見えて成長・発達する」という点です。なんでも「目に見える」というのは、気づきをもたらします。例えば、体重を毎日図ってグラフにするというだけで痩せるとか・・・。気づきは意識化、行動につながります。

そこで考えた「小児看護学実習」は、看護学校1年生からグループを分けて実習を行う方法。実習は1か月に1回、1日現場にいるのは2時間から3時間程度です。それでも、1年間合わせるとそこそこの時間数になります。小児看護学実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと学年に応じてネーミングを変化させ、実習目標も「学ぶ」から「ヘルスケアの実践」へと発展していきます。

例えば、下記のような感じです。

1G:こども園の乳児期から3年間(こども園に限らなくてもよいと思います)

2G:こども園の幼児期から3年間(養護施設なども含むとか・・・)

3G:小学校1年生から3年間(近所の学校に行くグループ、特別支援が必要なクラスや学校に行くグループなどわかれてもいいかも)

4G:小学校3年生から3年間(性教育をする時期かな・・・)

5G:中学校1年生から3年間(クラブ活動を見るグループ、フリースクルールに行くグループなどにわかれてもいいかも)

同じ実習場所に、1か月に1回来る看護学生。だんだん顔見知りになってきます。子どもたちが大きくなっていく様子もわかります(←ここがポイント!)。お互いに親しみや違和感が生まれるかもしれません。それはそれであったとして、「ヘルスケア」として何ができるかを考えていく機会をつくるという立場に立ち続けることが大事です。

もちろん、この5グループは毎回、学んできたことをシェアしていきます。これで、小児看護学の成長と発達の各期が学べると思います。教員は、調整役と全体シェアのファシリテーター役です。「ヘルスケアの介入」の時に同伴するくらいでいいのではないでしょうか。

看護学生は、子どもたちが暮らす地域が「活躍の場」になれば実習のやりがいもあります。子どもたちにとって関心を持ってもらえる、悩みの相談ができる、学習支援してもらえる、虐待やいじめなどのSOSを出せるなどなど、メリットはいっぱいあります。

一方、看護学生にも子どもたちの成長・発達をモニタリングする価値はあります。核家族化、少子化で自分と同じ学年以外の人と接する機会が少なくなりました。学生が自分の歩んできた道のりを、子どもたちと接することによって振り返り、何かを見出すことができたら成長につながるかもしれません(^^)/

これからも楽しい実習を考えていきたいと思います~

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