台風19号で被災された方々、こころよりお見舞い申し上げます。

昨日は自然の猛威に抗うことなく、主人と二人で自宅から一歩も出ず、台風の通り過ぎるのを待ちました。

家の中では、二人でせっせと夏物衣類と冬物衣類の入れ替えを行いました。その作業をしていると不要な衣類もでてきて、そのうち捨てるのはもったいないものは古着屋さんに持っていくことになりました。その数47着。

本日、古着屋さんにて、47着353円となりました(主人の労働)。

353円、とても価値のあるお金です。台風の中、安全に一日過ごすことができた証として47着が選ばれたこと、私たち夫婦は体型や歳をとったことを受け入れて執着を捨てることができていること、古着屋さんに持っていくことで、どなたかに「選ぶ楽しみ」「得した感覚」を味わってもらえるかもしれないこと、本当に着てくれていたら嬉しいこと・・・いろいろな意味で価値を感じています。

最近、この古着屋さんから、若い外国人の女の子がキャキャと楽しそうにお話をしながら出てきたのを見かけました。みんな両手に買い物袋を持っていました。近くに日本語学校があるので、そこの留学生さんかな~と思いながらすれちがいました。その瞬間、私は10年ほど前に古着などをフリーマーケットで売って、児童養護施設を出て就職する際の準備資金にする活動をしていたことを思い出しました。なぜ、途絶えてしまったのかな~と一人で考えを巡らせていると「準備資金を貰うことより、稼ぐことを伝えることが必要だった」という結論に至りました。それが正解か、不正解かわかりません・・・。

もしも、古着屋さんから出てきた彼女たちが、私の推論通り日本語学校の留学生さんだったとしたら、きっとアルバイトをしながら学んでいるに違いない・・・。そのアルバイトのお金の中から、異国の地で自分たちの服を買っているとしたら、何とたくましい生きる力~(^^♪彼女たちの「買う」という力を心から応援しようと思いました。

欲しい人に届きますように・・・・。