看護師の「価値」ってなんだ?

私は、ホームページの冒頭で、『看護教育支援協会は、医療・福祉・教育の現場に「やりがい」や「価値」を見出し、生き生きと働く「あなた」を応援します』と書いてあります。そこで、あらためて「価値」ってなんだ?について書いてみたいと思います。

価値とは、辞書を引用すると「その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち」だそうです。「価値」は値段で置き換えられるものとそうでないものがあるようです。

私は、看護師の「価値」は給料のほかに、何でもないことのように通り過ぎてゆくものにも「価値」を見出していく必要性を感じています。そのことが「やりがい」にもつながります。

例えば、看護師は、手術を受けるの患者さんには、「深部静脈血栓の予防のために弾性ストッキングをはいてもらう」という仕事があります。(もちろん、ほかにもすべきことはあります。)そして、患者さんには、手術後、早期離床をしてもらって合併症予防に努めます。患者さんは、何の合併症もなく回復したとします。何かトラブルがあれば、てんやわんやするのですが、何も問題がなく回復していったということに対して「私が、弾性ストッキングをはいてもらうように言ったから回復したわ!!」と、アピールする人は一人もいません(笑)。なにも、アピールする必要はないのですが、やるべきことをきちんとやったことが、回復に結びついていること、患者さんが早期に退院して、早期に社会復帰して、いつもの暮らしを取り戻し、病気をしたこと手術をしたことそれを乗り越えたことに人生の機微を感じていくこと、それらにどれほど価値のあることかを「価値」として、いちいち見出してほしいのです。できればそれを言葉にして、承認し合える職場になれば素晴らしいと思います。

看護師の仕事は、健康上の問題に対して早期に対応すること、合併症を予防すること・・・・ではあるのですが、もっと以前に当たり前のことを当たり前に、その人らしくできることをしっかり支えているという「価値」を見逃さないでほしいと思っています。くどいようですが、いちいち見出してほしいです(笑)。形がないから、「価値」が通り過ぎているかもしれません。それは、もったいない!!