最初の実習より最後の実習のほうがテンション低いってどういうこと?
看護学生にとって最初の実習体験は印象に残りますね。あの「前のめり」な感じで、最後まで実習できると楽しそう。
「前のめり」な感じは、周りの人にも刺激を与えます。「知りたい!」という欲求が、「教えたい!」という欲求に火をつけ、「ほ、っほーー!」という表情が「教え甲斐」になって、「今の学生は積極的」とインプットされ、勝手に指導者の期待が膨らんで、そうこうしているうちに「あれ?ガクッ、期待外れ」みたいになるシナリオ、悲しすぎます。指導者さんの期待通りにいきませんから~(いっぱい失敗してきたのは私です。子育ても同じ・・・・。)
そもそも「教えたい」とか「教えなければ」と思っている時点で、「その人は限界にきている」とイチローが言っていたのを思い出しました。過去の経験を伝えようとしているから…ですね。
今の時代は、常に「今」なんです。だから「教えてあげる」では既に時代遅れなんです。
というわけで、どうすれば「教えてあげる」ではない実習環境を創ることができるのか?
まずは、親切、優しい、丁寧、ウエルカム感ということが一番重要な指導の方法ではなく、看護の対象となる人の健康について話し合えること、考え合えることが大事なのではないかと思います。それなら、ともに「今」にいます。
経験がないから稚拙というわけでなく、手順書がないから実践できないでなく、バズセッションやブレストを楽しむくらいのことが現場でできればいいんですよね~きっと。もちろん現場は、臨床現場だけではないです。
前のめり感を引き出す実習。学生が主役になる実習。
学生にとっての対象も主役の時代だから、「何か提供する」「何かケアする」ではない「何か」を生み出す実習が「今どき」の実習だと思います。
学生と考えていこうかな~実習デザイン。
「評価がね~難しいのよね~」とか、できない理由を考えるのが得意な人は、同時にそれを乗り越えるアイデアも備えておくといいのだと思います~(^^♪
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