持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいるようです。

SDGsと日本の看護教育をどのように方向性を共にしていけばいいのだろうと改めて考えているところです。たとえば、「国際看護」という科目で、SDGsを取り入れていけばよいと思います。

さらに看護師で、SDGsの公認ファシリテーターになるという手もあります。そうなれば、「平和と健康のための基本方針」の中では、①公衆衛生危機・災害等に対して強靱な国際健康安全保障体制の構築 ②ユニバ ーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成 ③日本の保健・医療に関する人材、知見及び技術を活用していく・・・ための教育活動に役立てることができると思います。

そして、看護教育は、あらゆる対象、あらゆる場で起こりうる「変化・多様性・対立」に柔軟かつ積極的な対応のできる人材の育成のために貢献したいと思います。

外国人人材の医療スタッフ育成に関しても、積極的に取り組んで育成している病院や施設は、高い評価を受けるべきだと思います。といいますか、当たり前になる文化にしていきたいです。

世界的にはどうか・・・自分の目指すところはどこか。全体と部分を交互に見るような眼をもつこと、持続性、プロセスとして考えることを見失わずにいようと思います。

参考:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html