不適切問題とは?

皆さんを混乱させるために書いているわけではありません。私の考えをまとめたものです。

112回の看護師国家試験の一般・状況設定問題のボーダーラインをめぐって、私は、155点から160点としています。ほかの会社より高めの設定をしています。高すぎる!と自覚しています。

その理由は、不適切問題の取り扱いによって点数の変動が考えられるからです。しかも今回は、今の点数よりも高くなるケースがあると考えています。

不適切問題の対応について、過去の事例を見てみると以下のようなケースがありました。

① 全員、採点除外の問題

② 正解している場合は正解として、不正解の場合は対象外とする問題

③ 複数正解になる問題

例えば、状況設定問題に複数正解の不適切問題が2問(4点)、一般問題で1問(1点)あると仮定すれば、その問題に該当する人は合計5点アップします。5点は大きいです。

今の時点で、一般・状況設定問題が「150点」という人で、間違っていると思っている問題も複数正解の可能性があり、正解になると言うことを伝えたいです。

とくに、必修問題は、不適切問題があることによって、母数が変わることがあります。それで合格ラインの点数が変わることもあります。もし仮に不適切問題が3問あれば、47問が満点のうちの80%として、47問×0.8=37.6点。38点が合格ライン。112回必修問題の不適切問題は、全員採点対象外の問題と正解している場合は正解として、不正解の場合は対象外とする問題があるように思います。場合によっては、複数正解もあるかもしれません。取り扱いも問題によって異なり、母数の考え方も変化があります。

本当にドキドキします。

私もこの1年間、受験生の皆さんと一緒に看護師国家試験に向き合ってきました。本当に向き合っているのは、看護師国家試験が終わり合格発表を待っているこの期間なのかもしれません。

気持ちに余裕のある方も、ギリギリだなと思っている方も、ダメかなと思っている方も、いろんな形で新しい生活が始まります。

私は私にできることは何か、これからどうするか、自問自答の日々です。

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