毎日●時間、勉強する!がダメな理由
「国家試験まで、●時間くらい勉強したらいいですか?」と訊かれることがあります。
「人によって違うかもね~」と答えます。
看護師国家試験は、会場に行く。受けないと受からない、が大事です。
何時間勉強しても、点数を取らないと受からない、も然りです。
「何点をどうとるか」。満点をねらいにいくよりは、過去に出た問題、見たことのある問題を間違わないことに集中するといいと思います。とはいえ、まだ、ほかにできることがあります。
過去問で今現在もなお間違える問題を分析!どのキーワードが分かっていないのか?
例えば、こんな問題。
脂肪を乳化するのはどれか。
1. 胆汁酸塩 2. トリプシン 3. ビリルビン 4. リパーゼ
答えは、1。
脂肪を乳化の意味が分からん、胆汁酸塩がわからん、トリプシンがわからん、ビリルビンは聞いたことあるけど何するのかわからん、リパーゼがわからん・・・・が分かることが大事。わからないものは、とりあえず、どんな方法でもいいから調べてみよう。GoogleでもYouTubeでも今となれば何でもよいです。教科書や本である必要はないです。今は時間短縮で多くのインプットをしよう。
胆汁酸塩は、胆汁と言うくらいなのだから、肝臓でつくられる!
トリプシンとリパーゼは膵臓と関係している。トリプシンはたんぱく質を分解、リパーゼは脂肪を分解する酵素。ビリルビンは胆汁の色素の成分で赤血球のヘモグロビンが分解した産物を覚える。と言うことで、胆汁酸塩が「脂肪を乳化する」に関係している、と覚える。
これだけでも、過去問が解けるはず。
胆汁の作用はどれか。(108回)
1. 殺 菌 2. 脂肪の乳化 3. 蛋白質の分解 4. 炭水化物の分解
答えは2!
OK!まだ、あきらめなくてよいのです!!