小学校の担任の先生の話

私が小学生だったときの記憶。

担任の先生が、育児をしている頃の話をしてくれた。

寒い夜、石油ストーブをつけたまま、赤ちゃんと一緒に眠ってしまった。

どれくらい眠ってしまったのだろう、先生が目覚めると、赤ちゃんはぐったりしていた。

先生は、石油ストーブをつけたまま眠ってしまったことに気づき窓を開けた。

真冬の風が入ってきたと同時に、赤ちゃんの顔色がみるみる戻り泣き出した、と言う主旨の話だった。

 

その先生は、よく換気をしなさいと言った。

先生は、朝、学校に来ると、教室や廊下の窓を開けて回っていた。

休憩時間、教室の掃除をしているときはもちろんのこと、授業中も「換気時間」があった。

 

私は、ナイチンゲール『看護覚え書』を初めて読んだとき、担任の先生を思い出した。

先生も母として「健康の担い手」だったんだと思った。

「看護」を学ぶことに早すぎることはないと思う。

 

「看護」とは何かについて考えていくことを意図として、「看護師日記」を書くことにしました。私の看護師、看護教育の経験に基づいて表現していますが、人物が特定されないように、また文脈を損なわないように一部修正しています。