看護師クリニカルラダーの実践例活用

日本看護協会は、「あらゆる施設や場で活動可能な看護師の育成・教育支援、継続性の強化のため、個々の看護師が所属する施設の枠にとどまらず、全国レベルで共通して活用可能な指標として、『看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)』を開発」に取り組み、実践例や活用の手引きを詳しく提示しています。

あとは、病院や施設、看護活動しているあらゆる場で、活用可能なようにカスタマイズしていくことが求められています。「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」は、全ての看護職に共通する能力として、看護実践能力に焦点化している点、看護の核となる実践能力を「論理的な思考と正確な看護技術を基盤に、ケアの受け手のニーズに応じた看護を実践する能力」と定義している点、看護実践能力の構成は、「ニーズをとらえる力」「ケアする力」「協働する力」「意思決定を支える力」の4つの力としている点を特徴としています。

さて、どのように各施設がカスタマイズしていくか、評価指標を明確化するか・・・・そして、日本看護協会が提示している意図をどの看護師にも質を違えず、理解して、活動に生かしきることです。

クリニカルラダーの目的は、なんといっても、「看護実践能力の指標の開発と支援」「看護実践能力の適切な評価による担保および保証」「患者や利用者等への安全で安心な看護ケアの提供」です。

クリニカルラダーを導入することで、病院や施設のあちらこちらで、「私ももっと、患者さんのために看護実践能力をアップしたい!!」「後輩育成を強化して、看護実践能力の底上げをしたい!!」「私は、価値のある仕事をしていることをちゃんと評価してもらっているから、本当にやりがいがある~」「もっと、患者さんが安楽になるための看護を開発したい!!」という声で充満する組織を創っていきたいものです。

どこから着手すると「ラダー3になると、仕事増えるからやだー」じゃない活用ができるか、本協会の支援のしどころです。

まずは、病院の特殊性を理解して、管理職が創り上げるというよりは、看護職やほかの職員や患者が「より健康に、より健全に」なるためにどう行動するかを話し合いたいです。そんな場を創造してから、クリニカルラダーの実践例の作成をしていきます。