お母さん、運動会に行く!
主治医の許可が出た。
子どもたちの運動会の応援に行けることになった。
本人も知っている、「最後だ」ということ。
「お弁当をつくる」と言っていた。
病院に戻ってきた。
「運動会はにぎやかだった」と笑顔だった。
「校庭からみる大空、砂埃、子どもたちの声、BGM・・・・来年は、私だけがいないのか・・・・」と言った。
雑踏と孤独のコントラストに立っていられないほどの苦悩を味わった。
運動会の余韻は、複雑だった。
「看護」とは何かについて考えていくことを意図として、「看護師日記」を書くことにしました。私の看護師、看護教育の経験に基づいて表現していますが、人物が特定されないように、また文脈を損なわないように修正しています。