「看護師のためのオンラインセミナー」実践報告:もう辞めたい!と思うとき。

「モンスター部下」とどう付き合っていくか。

新人看護師に対する悩み、卒後2年目、3年目看護師に対する悩み、よく聞きます。

企業では、「モンスター部下」という言葉があるらしいです。日経ビジネス の記事によると2014年くらいから注目をあびているのでしょうか?(参考 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00032/?P=2

厚生労働省が実施した2016年度パワハラ調査(看護師ではありません)では、「上司から部下」によるパワハラが76.9%と最も多いです。しかし、「部下から上司」によるパワハラも1.4%報告されています。たった1.4%と感じるかもしれませんが、実際はもっと多いのではないかと推測します。

昨日の「看護師のためのオンラインセミナー」のテーマは、「もう辞めたいと思うときどうする」というレクチャーを少しして、後は情報交換をしました。「もう辞めたい」と思うときは、ズバリ「人間関係」。上司の不満はいくらでも陰でいえるけど(笑)、部下の不満は言い出せない。それは、職場の中で「辞めさせてはいけない」という圧力があるので、モンスター部下(キレる スネる 秩序を乱す)のことを相談すると、指導力、マネジメント能力を問われるのではないかと感じ「言ってはいけない」となってしまうようです。実際、相談してもマネジメント力を問われるかどうかは不明です。もし、問われるとしたら常に犯人捜しの職場です。誰かが辞めていったとしても改善しない職場です。

部下(後輩)から「教えてもらってないのにできません」「何言ってるかわからないのでできません」「それって、私のやらないといけない仕事なんですか?」と言われたら、だれでも傷つきます。無駄に「ごめん、ごめん」と言ってしまっても意味がないし、逆に「じゃあ、どこがわからないか、具体的に説明しなさいよ!」と言っても何も生まれません。

看護師は、経験年数と、テクニカルスキル、知識、コミュニケーションスキル、肩書が比例していません。「モンスター部下」を生みやすい職場なのでしょうか。しっかりと職場環境を整えていく自分として、取り組んでいかなければならない課題です。

コロナの件で、離職を考える医師や看護師が増えているとよく見聞きします。(日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202004/565344.html )しかし、どんなに激務でも、やりがいのある仕事にはみんな黙々と働くことができます。コロナのことがきっかけで、今までたまっていた不満が一気に爆発した、絶妙の言い訳ができた、みたいなものかも・・・・。

私は、「モンスター部下」という言葉を乱用したいわけではありません。上司のパワハラも同様です。でも職場での「人間関係」の構成員の一人一人が、影響を与え合っているという全体像をとらえる力は必要だと思います。それが結果的に「いい看護」につながると思います。ベクトルの向きを変えるだけだと思っているのですが…これからも取り組んでいくテーマです。

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