オンライン授業は、「どこでもドア」のようなものだ!

今日のZoom授業は、ゲストをお招きしました。とても貴重な体験をして、それを乗り越えてこられた方に語っていただきました。遠く離れているけれどオンラインで学生たちに語ってもらいました。最後にチャットで感想を書いてもらい、みんなで共有しました。深い学びになりました。

今までの看護学実習は、入院中のAさんの一場面を切り取っていました。しかし、当たり前のように暮らしている人の過去にも壮絶な経験があったりします。そしてそれをないものではなく、かかえながら共に歩んでいます。入院中の人、訪問看護を受けている人だけが看護の対象ではないという当たり前のことに気づかされます。

オンラインは、そんな貴重な話を聴く機会を与えてくれるツールなのです。交通費もいらないし、移動時間もいらないし、まるで「どこでもドア」やん!!

私は、どんなに学校に登校できるようになっても、部分的にオンラインというツールを取り入れた授業をしていこうと思いました。ずっと自宅で療養している人ともつながることができます。例え、末期がんだったとしてもこれからの医療人に伝えておきたいことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。看護学生の学びになる、医療人を育てるという貢献につながれば、その人の生きる希望になってくれるかもしれません。そんなマッチングをどんどんしていきたいと思いました。

スマホさえ持ってくれていたら・・・・と思っていましたが、スマホがなくも「学習のため」なら、タブレットの貸し出しはできるのではないかと思いました。もちろんいろんな人の協力はいるけれど、リアルな生活をありありと表現してもらい、気づきや学びを瑞々しく語ってもらえる授業にしていきたいと思っています。

病みの軌跡や悲嘆にくれた過程、そして死んでいく過程を「語る機会」と「学ぶ機会」をマッチングしていきます。オンラインなら可能です。

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