地域に根づいている文化、価値観を理解すること
今年の私は、外国人看護・介護スタッフに関する仕事が増やしていく予定です。そんな状況なので、毎日、異文化交流は必須なのです。私は日本語だけで半世紀以上生きてきていることを当たり前としてきたことが、そもそも異様なことだったと痛感させられています。そんな中、日経新聞に下記のような記事が・・・・
厚生労働省は看護師や助産師の人手不足で困っている地域で人材派遣を可能にする方針だ。看護師は職員として採用されるとの原則があり、例外措置として認める。地方や島しょ部などでは看護師らが足りず、診療所などの閉院につながることがあるためだ。看護師が派遣として働けるようにして、地域の医療体制を維持できるようにする。
2020/1/17 18:00日本経済新聞 電子版より引用
うちの息子は、過疎化した田舎で仕事をしています。近所のおばあちゃんが野菜や手料理を持ってきてくれたり、花壇の手入れをしてくれているそうです(笑)。家の中は息子が、ルンバや電化製品のほとんどをスマホで管理しているので不自由していません。その暮らしを見ていると、近所のお年寄りの人が、住み慣れた家で野菜の世話をしたり、近所の人と付き合いができたりすることが介護予防だと思いました。
厚生労働省のやろうとしていることは、たいへん意義のあることだと思います。しかし看護師の人手不足になる前に「病院はいらない」というくらいの発想の転換が必要かもしれません。むしろ、看護師は健全なコミュニティを創ることに力を注ぐことのほうが大事だと思います。健康学習支援ということよりも、生き生き支援です~。そこの地域の文化や価値観を無視できないですから。いろいろ押し付けられても、結果が目に見えています(>_<)
学生のうちに、山や海に囲まれた地域で実習してみるというのもありかも~ですね。僻地の病院実習というよりも「○○地域を理解し、健全なコミュニティを築いていくための看護師の役割を学ぶ」という実習です。引率教員なし。Skypeで報告。指導責任者、役場の人。指導者及び対象者、地域住民。基礎看護学実習、統合実習、地域・在宅看護論実習なんでもOKです。
全員、同じところにいかなくてもいいから、かなりシェアすると楽しそう。実習先も学生に任せてもいいくらいですね(#^^#)「いくらなんでも申請通らない」と心配される場合は、上記の厚労省の方針を前面に出したらいいと思います~。欠席したらどうする?夏休みや冬休みに追実習ですね(^_-)-☆