看護基礎教育・カリキュラム改正の真意をつかむ

第5次カリキュラム改正は、前回とは全然違う!

教育内容等の見直しポイントをみると、97単位から102単位に変更になるだけだから、現行のままで少し時間をいじればいけそうと感じている先生方もおられるかも。しかし、私は、時代の大きな変化に対応していくためにマインドアップデートをする機会だと考えています。そういう意味では、前回のカリキュラム改正と全然違う質を感じています。

「外部講師もそろっているし遠隔授業をする必要はない」という問題ではないのです。対面でなくても「感じ取ることができる人間」になっていく必要に迫られているのです。「虫の知らせ」くらいのカンの働く看護師になっていくことが求められるのかもしれません。物理的な距離は関係なく「なんか、嫌な予感」を放置しない行動力やネットワーク、影響力ですかね。すでに在宅ターミナルの訪問看護師さんたちは、このような経験をされていると思います。

私は、この新カリキュラムで次世代の看護師を育てられなかったら、日本から「看護師」という職業がなくなってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。私の生きている間に、絶滅危惧種みたいになっているかも。よく似た職業で専門性を追究している専門職にポジションを奪われてしまうのではないか・・・AIがアセスメントするほうが健康回復につながるのではないか・・・。だからこそ、協働、共生だと思うので、今こそ「暮らしの中に看護」「人生にいつも看護」として本質を見失うことなく存在したいです。となれば、対面でも、遠隔でも、ちゃんと感じ取って理解して、人を巻き込んで動かないとなあ、と感じています。

いろんな事を全部学んだり体験したりできないけど、今もこれからも、私たちが育ってきた時代の何倍ものスピードでシェアできるようになっていきます。つまり、1クラス40名一人一人の体験が、タイムリーにシェアできるのです。しかも大掛かりな教材もいりません。スマホでできるのです。一人一人の学生や教員が体験したことを共感できる感性、自分の意見を正しく述べる表現力が問われます。

家族を持たない人も増え、人口が減り続け、超高齢社会、長生きもするし病気もするし災害にも合うけれど、幸福でありたいです。そのための「何か」を創っていく役割を担っていける看護師を育てるためのカリキュラム改正だと認識しています。と、考えたほうが楽しくなります~(^^♪

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