看護基礎教育の「基礎分野」の考え方

看護の基礎となる知識=生きるために必要な知識

看護基礎教育の基礎分野は、人として生き抜くための「学び」です。人として生き抜くための自分になること、ケアをする自分になることの基礎的教養の形づけと言ったところでしょうか。

私も以前は、基礎分野を専門科目や職業アイデンティティとくっつけて考えていました。それは、学生の視野を狭めていたように思います。入学したら何を習っても看護漬けみたいな・・・(-_-;)

今となっては、基礎的教養がそんな小さな枠に収まっていいのか?と疑問を感じています。これだけさまざまな情報が瞬時に獲得できる時代、また多様な背景を持つ学生が一同に学ぶ時代に、基礎分野が専門分野の基盤になることは考えにくいと思います。

文学、哲学、外国語、倫理、宗教、教育、政治、社会、環境、などなどは、看護学とはいったん切り離して、もっと大きな視点から独立させてもいいのではないかと思うのです。だからと言って、この分野を一斉講義したら睡眠学習になってしまうので少人数選択制にできないものかと考えます。必ずしも、1年生に習う必要はありません。1学年40人クラスの学校であったとしても、20人が実習にいって、あとの20人を選択少人数制の基礎分野科目すると、実習引率教員も少なくてすみます。外部講師との連携、学校間の連携、地域との連携によっては安いコストで深い学びができそうです。平日学校を休んで、土日に外部学習のため飛び出していくとか・・・・。歌舞伎を見学しても、市政や裁判を傍聴しても、初めて教会に行ってもいいわけで・・・・単位として認められる方法をとればいいのです。今まで知らなかったことに触れること、広がることを「学び」というのではないかと思います。

 

単位制の良さを最大限に生かして、学生の興味関心のある分野を能動的に学べる仕組みをつくっていきたいと思います。今看護を学ぶ学生たちが、将来、看護師の資格を持って、本当に必要な人に必要な看護を届けられる看護師になっていくために「基礎分野」のとらえ方を再考したいと思っています。

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