委員会メンバーの目が輝いた瞬間
A病院。ラダーⅠ~Ⅲの技術チェックリスト作成中の委員会メンバーさん。いよいよ、一緒に作成したチェックリストを「試しにつかってみる」という段階に来ました。「排泄の援助」で試してみることになりました。
まずは、Ⅰ)患者に説明する。→Ⅱ)患者に適した方法で説明する。→Ⅲ)患者の理解度を確認しながら説明する、というように表現してみました。ケアの対象となる患者さんも設定しました。とりあえずやってみて、使ってみて、スタッフからフィードバックをもらってみんなで創っていくことができると、新人看護師育成にも中途採用の看護師育成にも効果的で、患者さんに安全・安心、個別性に配慮した看護ができますよね!っていうことになります。患者さんに安全・安心、個別性に配慮した看護ができ、合併症も起こさず治療が終了して自宅に帰れたら家族も一安心ですよね、仕事や育児に専念できますよね、地域が活性化しますよね、日本の医療費も押さえることができますよね、みたいな未来予測が描けます。
そこで、もしも使ってみて、スタッフから「難聴のある患者さんに排泄の援助の説明をすると、おとなりの患者さんや家族に聞こえるから、少し配慮が必要ですよね~」というような意見が出たら、メモしておいてくださいね、そんな意見をたくさん集めましょう!というと、キラリと委員会メンバーの目が光りました。
「そういうことありますよね」と。「時々、忘れてしまって」「業務に流されてしまって」「後輩がそんな配慮をしていることを認めてあげていないかも」。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
そんな一つ一つをお互いに確認し合えるツールに創作していきましょう。認め合えたり、確認しあえたりすることが、看護実践に必要な感性を高めることができるのであれば、「やりがい」を見出していけるのではないかと思います。
委員会の皆さん、忘れてるんじゃないのです。覚えているのです。流されているわけでもありません。そこに葛藤も感じているのです。愚痴を言ったり、不満を言ったりすることも時には必要だと思います。それは、よりよくしたいというニードがあるからです。でも、そればかりだとそれどまりになってしまいます。ラダーが「患者にとってどうだったか」に今一度、目を向け直してみる機会になるといいですよね。自分らしい看護ができる場にしていきましょう~(#^^#)