病院の外来はさらに進化する予感。

「高齢者の受診」について改めて考えた日。

脊椎の手術を受けたお義母さんの退院後、初めての受診に付き添いました。いつもは、主人が車を出してくれるのですが今回は仕事の都合でペーパードライバーの私が担当。お義母さんは「地下鉄を乗り換えて移動するのは、まだちょっと自信がない」ということでタクシーで移動することになりました。タクシーで高速を走るなんて、ぜいたくな気分。

懐かしささえ感じる病院に到着して、あれこれ手続きをして、レントゲンを撮って、診察をしてもらって「異常なし!」といってもらって、柔らかいコルセットの採寸をして、会計をして終了。およそ2時間。さらに、タクシーで帰って、近所の薬局に行って薬をもらって、今度こそ終了。パーフェクトな受診行動であったと我ながら振り返っていますが、病院に慣れている私でさえも、自動受付、自動支払機、診察番号の提示、病院内きょろきょろ人間になってしまいました。お年寄りひとりは大変だと思います~。

次世代の外来はどんな感じ?

患者家族目線で大病院を見てみると「進化」を感じました。いやいや、これからまだまだロボット化されたり、無人化されたりしていくんだろうな~と、興味深く観察。

この外来の空間のどこかで、人間でないとできない仕事があるはず。とか、考えながら、また観察。

シミュレーションしてみよう。

まず、お義母さんが玄関を入っただけで顔認証され、自動的にタブレットを受け取る仕組み。「こんにちは。○月〇日に手術をした児玉さん。今からレントゲンを撮りに行きます。」と音声案内。レントゲン室までタブレットが案内してくれる。「児玉さん、12分、お待ちください」。お義母さんが「ちょっとお手洗いに行きたいんだけど」と言うと、「12分以内にお戻りください。トイレはこちらです。・・・並んでいますね。東館のトイレに行きますか」とか。「遠いから、ここでいい」というと、「かしこまりました」。レントゲン室に戻ると「12分以内に戻れなかったので、あと、3分お待ちください」。「あ、お手洗いにハンカチ忘れたわ!」、「取りに戻りますか?3分以内でお願いします。」「ちょっと行ってきます。あ、ないわ。仕方ないなあ、戻ろうか」「ハンカチは、落とし物一時預かり所にある可能性があります。いきますか?」「うん、大事なハンカチやからね~」「かしこまりました。レントゲンは、8分待ちになります。」笑笑、こんな感じかな。

症状を入力して診療科を判断、時間管理、患者顔認証、道案内、キャッシュレスなどなど、あっという間に進みそう。

でも、患者さんが、この前の受診のときはそうでもなかったけど、今回は難聴が進んでいる、老眼で見えない、認知症の症状が出てきた・・・・などのデータ化されていない時の対応は、人間のほうが優れているのかな~。「大事なハンカチとレントゲンの順番、優先順位はどっち?」「人によって違う」「その状況によって違う」は、人間が傾聴して判断して対応したいかも。

まだデータ化されていない突発的な出来事に対して、対象となる人の意向、病気や年齢による症状、その時の状況や状態を判断して対応する人は、大病院の外来がロボット化されても必要だな。

「お義母さん、経過良好でよかったねえ」という人、「ありがとうね、いつも」という人、これは人間が築き上げること。