看護教育によく使われている「社会人基礎力」は、学生だけではなく、看護師のマインドをアップデートしていくために活用したらいいのに・・

経産省のホームページから引用した「人生100年時代に求められるスキル」の中に「アプリ」と「OS」という表現があります。

臨床で働く看護師さんたちは、医学の進歩とともに勉強しつづけるので、専門スキル(アプリ)はどんどん更新していきます。

でもマインドはどうだろうか?と思います。例えば、私。私は子どものころ、戦争を経験したおじいちゃんと同居していたので、「勤勉であること」「何事もさっさと終わらせること」を教えられました。母は「100点」を喜びました。価値や信念(マインド)は、育てられた時代背景や環境に影響を受けます。しかし、その時代の「今を生きる」ためには、その価値や信念をアップデートしていくことが求められている、ということでしょう・・・。

そもそも、自分の価値や信念が何なのか、わからなくなることもあります。でも、ひょっこり正体を現すときもあります。うかうかしていると通り過ぎます(笑)

人の価値や信念に触れた時に「それないわ!」とか、「なんでやねん」と思うようなとき、私の価値や信念が「反応」をしているのです。 令和なのに、マインドは大正(おじいちゃんから受けた教育)か!と気づきます。

看護師さんは、患者さんや利用者さんの意思決定の支援をする場面に多く出会います。その時、この多様な対象者のマインドに触れ、自身のマインドに気づき葛藤します。また、多職種と協働していくので、なお、対立することもあります。

葛藤の正体が何なのか、それに気づくことから始めてみる、そして、相手のマインド、自分のマインドを分けて考える、その作業を日々日々、多様な人たちとともに行っていくということが大切なのだと思います。

社会人基礎力は、もはや社会人になる前の人のものではなく、社会人ならだれでも、社会の中で生きていくために、何度も何度も「アプリ」と「OS」をアップデートしていく「力」なのだと思います。

看護師さんは、患者さんの「意思決定」という重要な局面に立ち会う人なので、それを支援しつつ、また、自分も更新しつつ、働いていくのだな~と思います。

つくづく、「素敵な仕事だな~」と感じました。