看護基礎教育で、「心理性安全性」を伝える授業の過程を考えてみました。

写真は、中国の某看護学校の演習場面を見学させていただいたときのものです。演習の授業ではなく、放課後の自己練習だそうです。

「主体性」や「自分の考えを述べる」など、日本の看護基礎教育でも必ず登場するキーワードです。ただ、その環境を整えないと、安全に「主体性」や「自分の考えを述べる」ことができないと感じています。

私は、「失敗を恐れずに何度でもやり直しのできる看護基礎教育(学校)なのだから、学校で失敗するのはいいのではないか」と思っていました。ちょっと修正して、私が、失敗できる場をみんなで創るという行動をとることから始めています。

まずは、講義が終わるたびに、無記名でフィードバックをしてもらって、次回の講義で、回答すること、私が改善できること、システムを改善すること、どうしたらいいか考えていくことなどなどを伝えていくというやり取りをしています。その過程で「学び」という生産性が高まるのではないかと考えています。そのうち、自由に質問したり、意見を言ったりできるのではないかと思います。そして、その質問に学生が答えたり、学生の意見に学生が反論したりしても、それが不快なストレスではなく、安全な楽しい空間になるのではないかと思います。

グーグル社はアメリカの大手通信社であるAP通信(Associated Press)との共同研究結果として、2015年11月に自社の情報サイト『re:Work』上でチームを成功へと導く5つの鍵を公開しました。

  1. 心理的安全性(Psychological safety)
    …不安や恥ずかしさを感じることなくリスクある行動を取ることができるか
  2. 信頼性(Dependability)
    …限りある時間を有効に使うため、互いに信頼して仕事を任せ合うことができるか
  3. 構造と明瞭さ(Structure & clarity)
    …チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭であるか
  4. 仕事の意味(Meaning of work)
    …メンバー一人ひとりが自分に与えられた役割に対して意味を見出すことができるか
  5. 仕事のインパクト(Impact of work)
    …自分の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っていると感じられるか

チームを成功へと導く5つの鍵の1つとして心理的安全性の名前があげられていますが、グーグル社はこの記事の中で『(成功するチームに含まれる単なる1要素ではなく)心理的安全性はその他の4つの力を支える土台であり、チームの成功に最も重要な要素』であると綴っています。

引用:https://bizhint.jp/keyword/101187