看護学校における「個」と「チーム」

先日、新カリキュラムに向けて、ある看護学校でSWOT分析・クロス分析をおこないました。そして、2次元展開法で、優先順位をつけていきました。

そのとき、看護専門学校は、「クラス」で行動することを求められることがあります。「チーム医療への貢献」「協働と連携」「多様性への対応」「ディスカッションする過程を経て創造する」という目的を持っているからだと思います。それは、とても大切なことなので継続していきたいことです。

反面、「『個』は?」という疑問がわいてきて、「Who are you?」みたいなことは、高校まで(思春期)で完了してるという感じではないし・・・。そもそも、「なぜ、看護学校に来たのよ?」という問いで、「母に勧められて」「資格があると安定している」などと答える人もいます。

厚労省の調べ(些か微妙なフレーズですが)では、現在、就業している看護師さん、准看護師さん、保健師さん、助産師さんは日本全体で約160万人です。ただ、資格を保有しながらも未就業の看護師さんらは、約71万人いると推計されています。結婚や出産、介護、ご自身の健康問題様々な理由があるとは思いますが、160万人に対して71万人というのは、なかなかの割合で未就業状態であると感じます。

人に勧められたり、「安定」を信じ込まされていたりすることから、ひとりひとりが目を覚まして、これから先、「ずっと絶対、安定」なんて存在しないということをわかったうえで、自分に何ができるか考える機会や刺激(学び)が必要だと思いました。「個」が脆弱であるにもかかわらず、「チーム」や「集団」という視点から入るのは、「違い」を恐れ、すでに「価値」がないものにしがみついて、変化に対応できない人になってしまうかもしれない~と思いました。

囲碁とか将棋の世界では、びっくりするほど年の差のある対局があります。100年生きる時代の学校は、あの対局みたいな真剣対話が当たり前になる空間でありたいものです。

あちこちに研修に行く仕事をするようになって、教えられることのほうが多くて、今までの愚かさにがっかりします(苦笑)。