理容師・美容師の養成のあり方について(美容保健から保健へ)

ひょんな拍子から、美容師さんの学校のカリキュラムに美容保健という科目があることを知りました。国家試験にも出るようなので、思わず解いてみたのですが、なかなか看護学校の「解剖生理学」の科目に似ていました。

なぜ、ここまで深く人体のことを知らなければならないのだろうか?パーマ液が人体に及ぼす影響?高齢化社会に対応?化学療法を受ける患者の美容?なんだ?なんだ?と思っていると「理容師・美容師の養成のあり方について」厚生労働省ホームページに検討会報告書がのってあるではありませんか!

以下は引用です。

「養成施設における教科課程について
教科課程の内容及び範囲のあり方等については、①各必修課目の必要性、内容、必要時間(単位数)、②実習の内容、必要時間(単位数)、③選択必修課目のあり方、④編入を容易化するためのカリキュラムのあり方の4点を軸に検討を行い、以下のとおりとした。
・ 全体を通じて、理美容業に特化した内容の重点化を図り、再編を行うこと。
・ 選択必修課目については、名称を分かりやすくする観点から「選択課目」に名称を変更すること。
・ 選択必修課目のうち、一般教養については、理容業・美容業に必要な接客等実践的な能力を高める内容に重点化すること。
・ 選択必修課目のうち、専門教育については、各養成施設における独自性を尊重しつつ、技術・実践を重視した内容とすること。
・ 必修課目の年次ごとの履修内容の取扱いについては、養成施設の実態を把握し、標準的なガイドラインを示すこと。
・ 通信課程についても昼間課程・夜間課程と整合した履修時間となるよう見直すこと。」

つまり、「人体」を全部教えなくても「皮膚や髪、関連する神経などに特化」してよいということのようです。なるほどなるほど。

とはいっても、最近の国民のニーズの多様化や技術力への期待に応えられるような理容師さんや美容師さんの育成は必須です~~衛生面、安全面に十分配慮することは当然ですが、コミュニケーション力や段取り力、協働する力、経営学的な視点、いろいろ必要だろうな~と感じました。

女性の「手に職」といえば、看護師さんや美容師さんだったと思います。そんな時代は、昔の話だけれど、看護師さんと美容師さんがコラボして、もっともっと社会に貢献できる仕事をつくっていけたらいいなあと思いました。

どちらもArtだから。