看護学生から看護部長までがオンラインでディスカッション!

埼玉から奄美大島まで、また、看護学生から看護部長、訪問看護師や病棟で働く看護師、また看護教員がフラットにディスカッションすることができました。

今回は、かえるこころの訪問看護師ステーションの吉永宣之さんにプレゼンテーションしてもらいました。

話し合ったことは、以下の通りです。

  • 高齢で精神疾患や認知症がある人々の最期 ☛経過によって、意思決定が混乱するケースある。意思決定における混乱期は患者や家族が死を受容する時間として重要である。
  • 高齢者の身体合併と精神疾患を併発している場合の課題 ☛受け入れ困難がある。有料老人ホームなどの社会資源に加え、ケアマネ、訪看などのマンパワーと協働によって、本人や家族の望む形をつくることができる
  • 高齢者一人暮らしの課題 核家族化が抱える問題 ☛ 遠方からのお見舞い困難のケースがある。 認知症になってからの引っ越しは本人が混乱を招くケースがある。 コロナ禍がコミュニティ活動の疎遠を生んだ。
  • 経済状況が抱える問題 ☛ 看護師が理解しておくべき社会資源 経済的負担は本人予備家族の苦痛
  • QOLの向上、価値観の多様化をどう対応していくのか ☛ 様々な地域に根差した死生観がある。学校教育などでも、「命が大切」と教えるのではなく、どう生きるのか、どう死ぬのかという質的な教育が必要なのではないか

ケース発表の内容は、開示できませんが、今後とも継続していく予定です。

皆さん、ご自由に参加してください。次回は7月24日(日)14時から15時30分です。

多職種、多世代で、死生観につながる「人々の最期」について話し合っていきたいと思います。