いよいよ迫ってきた看護基礎教育のカリキュラム改正

私は、今、緊急事態宣言発令中の大阪で、一日中オンラインをしています。思考停止にならないオンライン授業や研修とはどんなものなのか?これは、新カリキュラムの授業構築にも影響する問いだと思っています。

決められた時間に授業が始まり、決められたプログラムで実習に行く・・・・システマチックに記録を書き、指導されたことをやる・・・・質問はないかと問うと「ありません」というけれど、「では、これについてはどう考えてたの?」と聞くと、「そこまで考えていませんでした」と。

これは、学生の問題ではありません。考える機会を奪ってしまっている私の問題です。はじめから、学生が考えることができるように質問すればいいのです。

いっそ、新カリキュラムでは、実習の組み合わせから学生に作ってもらったらいいのではないのか?と思います・・・・

今年は、4日間の地域精神保健のアウトリーチプログラム実習を組ませてもらいました。学校周辺の市や町の声なき声を聴きに行くという感じでしょうか。学生はオリエンテーションで大混乱。決められた時間に病棟に行って、決められた時間にケアする=実習と思い込んでいますから。しかし、それを看護だと思ったら大間違いです。それはプログラムなだけ。病棟でいえば作業。

看護とはアートなんです。もっと、新カリキュラムは創造的でありたいです。「クリエイターを育てたい」、昨日の友人の言葉。今も私の胸に刺さっています。