大阪に住んで34年、行く機会がなかった西成エリア

大阪市西成区にある「ココルーム」に行ってきました。実は2回目です。

「ココルーム」は、通天閣の見える新世界の動物園前一番街商店街の中にあります。「ココルーム」は、ゲストハウスとカフェと庭があります。

こえとことばとこころの部屋という意味が込められているそうです。私は、ボランティア参加をしています。主な内容は、ゲストハウスのお掃除です。コロナ前は、外国人の宿泊者も多かったようです。

私は「ココルーム」のみならず、西成区の日雇い労働者、生活困窮者、健康とは無縁の生活をしている人たちを知りたいという好奇心だけで、飛び込みボランティアをすることにしました。どんな生活があるのだろう、どんな価値観があるのだろう、私の興味は尽きません。

できれば将来、看護学生と一緒に学び合いのエリアにしたいと思っています。看護学生のみならず、看護師をするなら一度は知っておく価値があると思っています。物の価値、生き方、健康、幸福とは何かを学べる場所です。新人看護師研修を会議室で行うよりも、昼間からお酒を飲んで道端に寝てしまっているおじさんに「歩んできた人生」を聴くほうが面白いです。もちろん答えなんてないです。あるのは対話をしている私とあなたの命だけ。

私は、「こうしなければならない」という妄想に苦しめられていますが、ここに来ると、あれは妄想だったんだと気づいて安心します。

何をいつまでにどれだけやらなければならないという世界に生きていると「妄想まみれ」になるのです。

「ココルーム」のお庭にハンモックがあったので、寝転んでみました。春の日差しまぶしい!!おお、生きている。空を見上げると、いつもいつもびくびくしながら生きている小さな小さな一人の人間である私を感じることができます。