一人一人が学ぶことに責任を持つ環境を創る
私の去年の計画では、今頃フィリピンに滞在している予定でした。白紙になって、途方に暮れていたのですが、精神看護学実習の指導をさせてもらう仕事が舞い込んできました。
病院での実習ができなくなったため、地域の施設実習、患者家族や当事者の方にもインタビュー、学内実習を組み合わせて構成し変更届も無事受理されました。
今後、新カリキュラムのICT教育を意識して、患者家族や当事者の方にストレスを与えることなく、その暮らしを看護学生の演習や実習に組み込んでいけないか思案中です。できればそれが双方向にメリットのある仕組みにしていきたいです。
卒業生や友人が、訪問看護を立ち上げたり、グループホームやシェアハウスを開設したりしています。東京や地方の隅々、また海外で・・・・。この熱い志と当事者の声を、学生たちに届けたいです。
どんなふうに伝わるのか不安になる自分がいます。学生の力を借りて、一人一人が学ぶことに責任を持つ環境を創っていきます。
学生たちが目的にかなった学びをする、また、当事者の方たちが学生への語りを通して有意味感を持ってもらえると、看護と教育をしてきた私は首尾一貫感覚があります。
だから、きっと不安を乗り越えることのできる自分なんだろうな~と思っています。