キャリアという考え

ホールは、「キャリアとは、生涯にわたる期間において、仕事に関する諸経験や諸活動と結びついており、個人的に知覚された一連の態度や行動である」(Hall,2002)と述べています。

私たちは、キャリアといえば「キャリアアップ」という言葉を思い出すように、上へ上へと上がっていかなければならない感じを持っています。しかし、アップというよりは、「プロセス」とか、いろいろな出来事の「つながり」みたいなもののようです。

私は、小さいころから、運動が苦手で、絵を描くのはちょっと得意でした。美大に行きたかったけど、看護学校に行くことになって、看護師をして、結婚をして子どもを産んで、また、看護師をして、看護教員をして、実家で父を看取って、起業をして現在に至ります。いろんな分岐点はあったけど、いつも自分で選択して「今」にいます。

喜んだり、悔しがったり、全部自分の態度や行動の結果です。ぼんやりしているとよくわからなくなるのですが、自分事として知覚していくと、案外いろんなことがつながっていて「まんざらでもないな~」と感じます。それは、成功とか、失敗とかではなく、なんとなく「幸せ」みたいな感覚です。

参考:ヘルスケアワーカーキャリア学会