子どもたちのクリスマスキャンプに参加しました!

寒さに負けず、子どもたちの1泊2日のキャンプに参加しました。大きなけがや事故もなく無事終わったので、ほっと一安心。

子どもたちのキャンプは、小学生を対象にしており、小グループに分かれています。大学生や社会人の若いリーダーさんが各グループに一人ついています。このリーダーさんはボランティアなんです。ここが、すごい!

そして、子どもたちと一緒に遊んだり、火をおこしたり、食べたり・・・・しています。子どもたちにとっては、先生ではない、家族ではない、あこがれのお兄さん、お姉さんと言った感じでしょうか。

で、私の存在は、これまた先生でもなく、親戚のおばちゃんでもなく、「キャンプ場にいる看護師さん」なんです。この距離感が絶妙に興味深いのです。

まずは、子どもたちとリーダーさんの関係性、子ども同士の関係性が安心で安全になることが最優先です。

私は?と言えば、ジブリの「こだま」のような存在です。見える人には見えるけど、見えない人には見えないのです。見える人と言うのは、「怪我した!」「おなか痛い」というときにドロンと登場して、対応するとすっと消える(笑)のです。

リーダーさんとも、子どもたちとも私と依存関係をつくらないことが大事です。四六時中、見えないことが大事です。

キャンプ場は、「危ないな~」と思う場所は、いくらでもあります。ましてや、火をおこしたり、包丁を使ったりするので、「危険!」と思いますが、子どもたちが楽しそうにしているので、姿を消して見守ります。「危ない!」と私が言わない、ここ重要ですね~!危険予測はしておいた方がいいのですが、あれもダメ、これもダメ、危ないからダメ、コロナだからダメは、誰にとってもストレス過ぎます。

トラブルに対して早期対処さえすれば、のびのびと遊べる、できなかったことができるようになる、かもね~を見守る、それがキャンプナースの役割です。

今回も、「足くび、くねってなった~」と言ってリーダーさんと私のところに来ました。「どっちの足?」と聴いて、左右差をみんなで確かめます。「腫脹なし、熱感なし、内出血なし、関節可動域問題なし」を分かりやすく説明します。問題がない場合、私はどろんと消えます。そのあと、子どもたちの輪の中に入って遊べているのをちょこちょこ垣間見ます。垣間見ているときに、その子どもに私を発見されたら、思い出したように「やっぱり痛い」と言うことになります。だから私は、子どもたちやリーダーさんから忘れられている距離感が丁度いいのです。

子どもたちがより健康的に遊びながら、学んだり、体験したりできるように見守る。そんな大自然のような看護師でありたいと思いました。