ダイアログ・イン・ザ・ダークは、世界50か国以上で開催されている暗闇のソーシャル・エンターテイメントです。
参加した私たち(看護師3人)は、暗闇を案内してくれるお二人のエキスパートに導かれ、完全に光を遮断した空間の中で70分過ごしました。暗闇のエキスパートは視覚障がい者の方です。暗闇の中でクリスマスツリーに飾り付けをしたり、ハンドベルを演奏したり、メッセージカードを書いたりしました。みんなの顔も何も見えないけれど、笑顔にあふれている波動とワクワクしている鼓動を感じ取ることができました。
暗闇の中では、視覚障がい者の方の機敏な動きに驚かされ、私たちの安全に配慮してくださり、たくさんの気づきをもたらしてくれたことに心から「ありがとうございました」。別れ際、私たちに「クリスマスカードを書いていたときのテーブルの振動で、皆さんの優しさを感じました」と言ってくれました。「そっか~テーブルが振動していたのか」。それが、優しかったのか・・・・・気づいていなかったな。
今まで、私は何を見てきたのだろう。何を聴いてきたのだろう。何を感じ取ってきたのだろう。
視覚以外のさまざまな感覚の可能性と癒しに気づき、対話の大切さ、人のあたたかさを再確認することができました。
「対話のある家」は、積水ハウスとダイアログ・イン・ザ・ダークで共創した暗闇で住空間を体験するプログラムです。是非皆さんも体験してみてください。
看護教育にも取り入れていきたい視点だと思いました。