内面的自己認識度と外面的自己認識度を高める。

「看護師」という言葉を聞いて、一般的にどんな言葉を連想するだろうか。また、看護師にどんな期待やニードがあるだろうか。もしくは期待されていないのだろうか・・・・

今までの看護基礎教育は、プロセスレコードを書いたり、振り返りをしたり、内省を求めることが多かったと思います。しかし、いくら振り返って考えても意識していないことは意識できないのです。なので、自分以外の人は、自分をどう認識したかを理解すること、つまり他者からのフィードバックを理解することは、自分の意識していなかったことに気づきをもたらし自分の成長につながります。

過去、私は人からのフィードバックを消化しきれなかったこと、受け入れられなかったこと、また、フィードバックに振り回された経験があります。その時の自分は探索者だったため、「え、どうしたらいいの?」「え、私が悪いの?」という状態だったのです。

人前で話をする、文章を書く、自分の動画を見返すなど内省する機会があるたびに、人からの率直なフィードバックは大事だなと思うようになりました。そして、フィードバックしてくれる人に対して「なぜそう思ったのか」と考えても始まりはなく、「何だろうか?」、そして「自分は何をするか?」を考え行動に移していけばいいのだとわかりました。学ぶべきことは、常にまだまだあるのです。

看護教育において、看護師に求められる能力の一つに内面的自己認識度と外面的自己認識度の双方を高めていく必要性を感じています。

基礎看護教育にとどまらず、リーダー看護師に至るまで必要なスキルだと考えます。

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