模擬試験や過去問で新しい○○徴候を発見したら追加していこう!

【あ行】

  • 炎症5徴候
    「発赤」「熱感」「腫脹(腫れ)」「疼痛」「機能障害」。炎症の基本的な症状。

【か行】

  • クールボアジェ徴候
    無痛性の胆嚢腫大が触れる。総胆管閉塞を示唆し、膵頭部癌などでみられる。

  • クボステック徴候
    低カルシウム血症で陽性。顔面神経を叩くと、同側の鼻翼・眼瞼・口角などがぴくっと動く。

  • ケルニッヒ徴候
    仰臥位で股関節・膝関節を曲げ、膝を伸ばそうとすると疼痛や抵抗が出る。髄膜刺激症状の一つ。

  • グレイ・ターナー徴候
    側腹部に青紫色の皮下出血斑。急性膵炎や腹腔内出血を示唆。

【さ行】

  • 死の三徴候
    心拍の停止、自発呼吸の停止、瞳孔散大と対光反射の消失。死の判定に用いられる。

  • シャルコー3徴
    急性胆管炎で出現する「発熱・右季肋部痛・黄疸」。

  • シンプソン徴候
    子宮体がんで膿瘍ができたとき、子宮収縮により陣痛様の下腹部痛が生じる。

【た行】

  • トーマス徴候
    仰臥位で片膝を胸に引くと、反対側の下肢が持ち上がる。股関節屈曲拘縮の確認に使う。

  • トレンデレンブルグ徴候
    片脚立ちすると健側骨盤が下がる。中殿筋麻痺や股関節障害を示す。

【は行】

  • バビンスキー徴候
    足底をこすると母趾が背屈し、他の足趾が扇状に開く。成人で陽性は錐体路障害を示す。

  • バレー徴候
    両腕を前に伸ばし目を閉じると、一側の腕が下がる。錐体路障害で陽性。

  • ピスカチェック徴候
    妊卵の着床部位が柔らかく膨らんで触れる。妊娠初期の診断所見。

  • ブルジンスキー徴候
    仰臥位で頭部を前屈させると、股関節と膝関節が自動的に屈曲。髄膜刺激症状。

  • ブルンベルグ徴候
    腹部を圧迫し急に離すと反跳痛が出る。腹膜炎で陽性。

  • ヘガール徴候
    双合診で子宮頸部は硬く、子宮体部は柔らかく感じる。妊娠初期の所見。

  • ホーマンズ徴候
    足関節を背屈させるとふくらはぎに痛み。深部静脈血栓症を疑う。

【ま行】

  • マーフィー徴候
    右季肋部を圧迫しながら深呼吸すると痛みで吸気が止まる。急性胆嚢炎に特徴的。

【ら行】

  • ラセーグ徴候
    仰臥位で伸展した下肢を挙上すると大腿後面に痛み。坐骨神経障害の確認に使う。

  • レイノルズ5徴
    胆管炎で「シャルコー3徴」に加え「意識障害・ショック」が出現。重症胆管炎を示す。

  • ロンベルグ徴候
    閉眼で両足をそろえて立つと身体が大きく揺れる。深部感覚障害を反映。

【な行】

  • 脳血管疾患の徴候【FAST】
    顔のゆがみ(Face)、腕が上がらない(Arm)、言葉が出ない(Speech)、発症時間(Time)を確認。脳卒中の早期発見に有用。