鏡に映るあなた

彼女の洗髪をした後、

鏡の前で髪を整えた。

 

彼女は、右顔と左顔をみて、正面を向いて

少し目を大きくした。

 

パジャマの襟を整えて・・・

ゆっくりベッドに戻った。

 

「少し横になりますか」

「今日は、もう少し、座っていようかな・・・」

指をさして「そこの化粧水とってもらっていい?」

 

彼女の顔に化粧水が浸透していく音がした。

彼女の化粧水は、生命力の香りがした。

「看護」とは何かについて考えていくことを意図として、「看護師日記」を書くことにしました。私の看護師、看護教育の経験に基づいて表現していますが、人物が特定されないように、また文脈を損なわないように一部修正しています。