小さい子どもの服を選ぶとき、ぴったりした服は動きにくいし、すぐに大きくなるから、大き目の服を選ぶことはよくあります。大き目の服もいずれぴったりになります。嬉しいことです。
ぴったりのままだと動きにくいので、また大き目の服を与えます。そして、また、ぴったりになります。育つというのは、躍動感にあふれた「動き」なのです。動き出すと動くけど、動かなければ固まってしまいます。
常に動くこと、変化に対応することは、育つことだと言えます。「ぴったり」ばかり与えて動きを止めてしまうことは、失敗させないこと、安住してしまうことです。
それが続くだけでは、達成感は得られません。
そして、その状態が長引くだけでも、変化と挑戦を恐れる人になってしまいます。