次世代に向けて看護教育の転換期を感じる

新型コロナウイルスは、看護教育に様々なことを「見なさい」と教えてくれている。

国、肌の色、文化や宗教を超えて、また地位や名誉を超えて「人間」の問題である。

私が訪れた国、イタリア、中国、インド・・・遠いと感じたけど、多くの人と人がつながっていて、広がっていった。ウイルスにとっては近いのだ。

健康であるためには予防が必要である。また、命には終焉がある。

予防行動をとるということ、早期発見をするということは、事実を正しく知るということ。看護教育は事実に基づいた行動をとる人を増やすという使命がある。

働く場所や学びの場所が、形を変えようとしている。新しい社会のしくみが誕生するかもしれないことを柔軟に受け入れる準備をする。

この時期に何を選択して生きるか、その選択が「意思決定」であるということ。「意思決定を支える看護」が問われる。葛藤を乗り越える強さをもつ。

看護教育においては他人事ではなく、何が看護なのか、そして、未来に何を継承するのかを考えて行動する。いつか、この騒動が終わりを迎えたとしても忘れてはいけない本質がある。

新型コロナウイルスが流行した時代に生きた当事者として、見るべきものを見ていきたい。そして、看護教育に生かしていきたいと思う。

徒然なるままに・・・・