学生だけの主体的オンライングループワークを活用する!
4月、私は4校の看護学校で20コマ以上のオンライン授業を実施しました。その感想をまとめます。
- オンライン(Zoom)授業はシンプルな構成にする。(例えば、学生はスマートフォンで見ている場合があるので、パワーポイントの共有は少なめにする。動画を見せたりいろいろできるけど操作に戸惑う時間は無駄)
- 学生の事前学習 ⇒ 講師のレクチャー(オンライン) ⇒ グループワーク ⇔ チャット ⇒ 全体共有
- 課題は、自己学習と学生だけのオンライングループワーク(Zoom Skype LINEなど)を活用し、次回のオンライン授業で成果発表してもらう。
- Zoomのチャット機能はとても機能的に活用!こちらの質問に対して、チャットで返してもらえるとみんなも見ることができて、とても効率的に学び合いの場になる。
- 振り返りシートは、すべてチャット!みんなで共有できるので、さらに学びが深まる!
- オンライン(Zoom)授業は、移動もないし、資料を配布したり、グループワークの時に机をギコギコ動かしたりすることもないので、すごく効率的。効率的がゆえにとても疲れる(笑)。つまり今までの授業は、ちょいちょい無駄があった(笑)。
- ゲストスピーカーの登場が簡単にでき、効果的。
4月、私が他に取り組んだことは、eラーニングとしてYouTube動画を作成しました。限定公開で学生に見てもらっています。10分間の動画とワークブックの活用、応用問題レポートなどを組み合わせて学べるように工夫しました。今後、ワークブックや応用問題レポートに関する意見交換を学生のみのオンライングループワークで学び合いできる仕組みをつくっていきたいと思います。
講義は、時間カウントをしなければならないのはわかります。しかし、30分で理解できる人も、3時間かかる人もいます。その格差を広げないとか縮めるとかというのが目的ではなく、さらに個別的な対応ができるというメリットに着目することが効果的なオンライン授業の進め方だと思います。したがって、今後は、さまざまな格差(学力、経済的、環境的、人間関係的など)を生かして、少人数授業をしていきたいと考えています。
このようなことを学校に提案すると、「学校の予算が・・・」「学生の負担が・・・・」とおっしゃるのですが、オンライン授業は、90分授業を瞬時に半分に分けることができます。教室移動とかないのです。
つまり、課題をやってから授業を受けるクラスと授業を受けてから課題に取り組むクラスに分けて取り組み、なおかつ合同にしてリフレクションや確認試験をしてもいいわけで・・・やり方なら無限にあります。そして、オンライン授業をするということは、学校の水道代も光熱費もかかっていないのです。外部講師への交通費もかかりません。できない理由もありますが、できる理由もあります。いろいろと話し合っていきたいですね~(^^♪