演習やシミュレーションは面白い!

今回の講座(10月24日・25日)は、四条畷学園大学看護学部のご協力を得て開催することができました。内容は下記の通り進行しました。

すべての大人が身に着けておきたい「子どもの健康と安全を守るスキル」

子どもの応急処置演習

  • モデル人形を用いた一次救命・窒息時の対応・エピペンの使用方法、止血方法、虫(蜂)刺されたときの対応

子どもが置かれている状況設定課題(川遊び中の膝のけが・ハイキング中の「頭痛」を訴える子ども)

子どもが置かれている状況設定課題 (甲殻アレルギーがある子どもが、お友だちのカニクリームコロッケを食べてしまったとき対応 エピペン®の使用と救急搬送 保護者への連絡内容)

海の事故 ・山の事故・危険な動物について

  • 全体のまとめ 質疑応答 今後の取り組みについて

少し盛沢山になってしまって、参加者の方から「頭がパンクしそうになりました」というコメントをいただきました。

また子どもの窒息の際の上腹部圧迫法では、おへその少し上をグーにしないで、パーにして両手を重ねて後ろから斜め上に圧迫します。腹部臓器損傷のリスクが高いからです。どんなに窒息したものがとれたとしても、腹部を強く圧迫した後は、病院に行って腹部臓器の損傷がないか確認することが大切です。

モデル人形を用いた一次救命では、圧迫が効果的に行われているかどうか判定してくれます。正しい方法と力のかけ方を学んでおく必要が目に見えてわかりやすく好評でした。

子どもたちのチャレンジを応援するために、いろんなリスクに対して対応できる大人でありたいですね!

最後のディスカッションでは、自分の子ども時代を振り返って、「大丈夫?」と訊かれたら「大丈夫」と答えていたいたことがあったので、子どもが自分の身体や心の変化を言語化できるような信頼関係とコミュニケーション力を身につけたい、また、子どもたちの可能性を信じたい、など、活発な話し合いがなされました。

とても有意義な時間を共有できました。

東京、埼玉、千葉、滋賀・・・大変遠方からお越しいただいた皆さま、お仕事の調整をしてお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。皆様の積極的な発言と取り組みに感動いたしました。

さいごに、この講座を運営するにあたり四条畷学園大学小児看護学准教授の佐藤寿哲先生に感謝申し上げます。