大空からのメッセージ

私は、飛行機雲を見かけると「今日はいいことがある」と思う。何の根拠もないけど、なんとなくそんな気がする。

 

患者さんが、お昼間に窓の外を見上げて嬉しそうな表情を浮かべていた。

「ほら、白いお月さまが見える。何かいいことあるかも」

「白いお月さまを見ると何かいいことがあるんですね!」

「私が勝手にそう思っているだけ・・・・」

「いいことがあるといいですね」

しばらく一緒に空を見上げていた。

 

病院の中から、何かいいことが起こりそうなものを発見できてよかった。

患者さんは、どんないいことを思い描いているのか、聴いておけばよかった。

余計なことはいくらでも言うくせに、大事なことは言わない私。

 

幼いころ、洗濯干し場から見つけた飛行機雲。あまりの雄大さにきっといいことがあると信じた。

あの日以来、飛行機雲を見ると少し立ち止まる。

患者さんと一緒に空を見上げて思ったことは、「大空には、何かいいことが起こりそうなものが、まだまだいっぱい隠されている」ということ。

上を向いて歩こう・・・・・と思った。

「看護」とは何かについて考えていくことを意図として、「看護師日記」を書くことにしました。私の看護師、看護教育の経験に基づいて表現していますが、人物が特定されないように、また文脈を損なわないように修正しています。